IC-R1
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カテゴリー |
広帯域受信機 |
受信周波数 |
100KHz〜1300MHz
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電波形式 |
AM NFM WFM |
電源電圧 |
13.8V DC (電池は7.2V) |
消費電流 |
通常170mA セーブ時15mA |
サイズ(幅×高さ×奥行): |
49×102×35 mm 突起物含まず |
重量 |
280 g |
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掲載している症例と作業
1、内蔵電池で電源入らず
症状
内蔵電池で電源が入らない。
外部電源では問題ない。
修理作業
まず内蔵電池を取り出して端子電圧を確認すると約2Vしかない。
過放電であるが再活性が可能かどうか電池単体で充放電を数回くりかえしたところ、まあまあ使える放電特性を示すようになった。
電池が使えそうになったので元通りにマウントして充電したところ充電電流が10mA程度しか流れない。いくら普通充電とはいっても10mAでは少なすぎる。
内蔵電池は単5サイズのNicdを6本直列したもので充電の指定時間が15時間、容量は300mAhらしいので充電電流は20mA強が流れるはずだ。
充電端子の無負荷電圧を診ると2.5V程度しか出ていない。
充電回路を調べるとD8が焼損していた。(下図赤丸)
この部分に過電流が流れたようだが原因として考えられるのは、外部電池端子に誤って13.8Vを印加し内蔵電池に過大電流が流れた可能性がある。
その後、電池を交換したらしいが充電能力が足りないため諦めて放置したのかもしれない。
焼損していたD8以外にはダメージが無いようで、D8を交換すると充電電流が30mA程度に復活した。
ちなみにD8はショットキータイプのSB07-03Cという30V700mAクラスのダイオードだ。
結果
内蔵電池を再活性化し、D8を交換して充電機能を復活。
その他、各部の調整を行い作業完了とした。
調整資料