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Yaesu ポータブルトランシーバー FT-690Mk2
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送信パワーが不安定
フロント側を分解した状態の姿だ。 サービスポジションはまあまあ良い方だと思う。 まずランプがメーター部の1個しか点灯していないので治すついでにLEDに変更する。 奥から・・・ 本体 コントロールユニット CPUユニット フロントパネル の順に見えている コントロールユニットにバックアップリチウム電池がマウントされている。 3.0Vだったので今回は交換していない。 |
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フロントパネルはケーブルが繋がっているので反転して持ち上げると・・・・ LCDとメーターの右側にランプがついている 緑色の光拡散帽子をかぶっているが白色LEDに変更するので不要だ。 |
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CPUユニットを反対側(内側)からメーターの位置付近を拡大したところ。 ランプをハンダ付けしているランドが見える。 左に見えるのがLCD用の照明で点灯していなかった。 除去しようとして半田ごてを当てたらポロッと取れてきた。 どうやら片方のハンダが着いていなくて消灯していたようだ。 |
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照明の点灯電源は、注入電源の13.8VからトランジスターQ07によるスイッチと4.7Ωを経由してランプ2個に供給している。 13.8Vを標準と考えてLEDの電流制限抵抗を1KΩにしておいた。 点灯テストをした限りでは問題ないと思ったのでこのまま組み上げだ。 |
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一方、後部にあるリニアアンプ結合コネクターであるが、差し込まれるとアンテナ回路を切り替えるスイッチを押すような構造の特殊部品が使われている。 このスイッチ部分が接触不良であったので、いちど取り外して処置をすることにした。 コネクターを外したところのパターン面 リニアアンプのコネクターが差し込まれるとその力の方向を90度シフトしてスイッチを移動させてアンテナ回路を切り替える構造になっているが、その部分がコネクター内部で折れていた。すなわち切り替わらない状態であった。 しかたないのでスイッチ部分を除去して前面パネルのBNCと、このコネクターの両方に出力させるようにしておいた。 コネクタが差し込まれる時に奥方向に力がかかるので、スイッチピンのみを切断して形状だけを元の姿に戻して装着した。 コネクタを押さえる金属板も付いているので、まあ大丈夫であろう。 |
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組み上げて眺めているところ。 この後は各部の調整を行う。 LCDの照明はいい感じにできたが見る角度によってはメーターの方が明る過ぎたか。 いや、LEDの位置が奥すぎたためか、右側から覗くとLEDの光が眩しくて指示値を読み取りにくくなっている。 どうしようかな、やり直そうかな。。 |
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LEDの位置を変えてみた。 ついでにLCDを照らすLEDにアルミ箔で反射板を貼っておいた。 あまり変わらないように見えるが肉眼で見るにはこの方が見やすいのでこれでひとまず良しとしておく。 メーター取り付けの構造的に、目盛り板を照射できる位置にLEDを置けないため、どうしても左側だけが明るくなってしまう。 メーターの上側にLEDを置ければ一番いいのであるが隙間が無く、またメーター前面のアクリルカバーがフロント側に出ているのでLEDは奥にならざるを得ない。 結局のところ目盛り板の中心付近を照明する方法はないので適当なところで妥協。 |
調整資料